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コロナ禍以降、「ゾンビ企業」16.5万社に、全企業の1割強が該当―帝国データバンク調べ

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コロナ禍以降、「ゾンビ企業」16.5万社に、全企業の1割強が該当―帝国データバンク調べ

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「ゾンビ企業」とは、字義からは実質的に倒産状態であるにも関わらず、なお営業を継続している企業のこと。帝国データバンクは、この「ゾンビ企業」の実態を調査した。

「ゾンビ企業」の増加が危惧される
分析には、帝国データバンクの調査活動によって、経営実態のあることが実地に確認できている企業概要データベース「COSMOS2」を用いた。

各年度の「COSMOS2」収録企業数に、その年度の「ゾンビ企業」率を乗じ、その推移を分析した。

2020年度を例にみると、「COSMOS2」収録企業数146.6万社を母集団として、「ゾンビ企業」率11.3%を当てはめると、ゾンビ企業は約16.5万社と推計される。

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直近10年の推移をみると、「ゾンビ企業」は2011年度には約27.3万社に達したが、20年度にはそこから4割近く減少している。ただし、19年度の約14.6万社からは1割以上増えており、再び「ゾンビ企業」の増加が危惧されるとしている。

次に、「ゾンビ企業」の特徴を見てみる。2020年度に「3年連続でICRが1未満、かつ設立10年以上」の企業1万2,037社について業種別にみると、『建設』が構成比34.3%で最も多く、次いで『製造』(同20.0%)、『卸売』(同18.9%)、『サービス』(同10.4%)が続いた。

             (坂土直隆)
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