
法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(リスモン)は、倒産判別力のさらなる向上を目的に、12月14日(日)に、「RM格付ロジック」改定を実施することを発表した。
~最新の分析結果と倒産トレンドを反映し、評価ロジックの精度を向上~
「RM格付」は、企業をA格~F格の6段階(細分化を含め9段階)で評価する、倒産に特化した与信管理指標。その倒産判別力は90%超を維持し、高い精度を誇っている。今回のロジック改定により、さらに0.8ポイントの判別力向上を見込んでいる。
近年の日本経済は、大阪万博や円安に伴うインバウンド需要の高まりを背景に活性化が進む一方、物価上昇、トランプ関税の影響による国際取引への懸念など、不確実性の高い状況が続いている。
企業を取り巻く環境は複雑化しており、「物価高騰下における商品・サービスの価格適正化」や「倒産増加を踏まえた資金繰り計画や収益構造の見直し」「人手不足への対応と業務効率化」など、様々な課題への対応が求められている。
こうした時代の変化に対応するため、リスモンでは、自社が保有する約550万社の企業情報データと倒産データをAI技術で分析し、より柔軟で実態に即した評価基準に改良する。
日本企業が厳しい経済情勢の中でも “攻めの取引” を進められるよう、リスモンはRM格付の精度維持・向上に取り組み、与信管理の新しいスタンダードを提供していく。
●改定のポイント
(1)倒産確率の適時化
(2)定量分析の強化
(3)ディスクロージャー分析の強化