
法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社は、「中国企業の倒産~日本企業との比較~」レポートを発表した。
中国企業の倒産数は、2024年では過去最多となる10万3,551件を記録
それによると、2024年11月時点の中国の企業数は、6,086.7万社(前年比+5.4%)となっており、日本の企業数554.2万社の約11倍の規模で、企業活動が行われている。
他方、中国企業の倒産件数は増加傾向にあり、2024年では過去最多となる10万3,551件を記録している。
企業数は日本の約11倍であるのに対して、倒産件数を比較した場合には約13.7倍(中国103,551件、日本7,538件)であり、中国企業の倒産リスクの高さが表れている。
リスクモンスターチャイナが行った2024年9月のアンケート調査では、中国所在の日系企業の約半数が「過去3年間に回収遅延や貸倒れを経験」、86.0%が「今後も倒産が増える」と回答した。
これらの結果から、多くの日系企業が、中国では倒産リスクが高く、さらに中国経済の先行きに対する不透明感が強まる中で、債権未回収リスクが今後一層高まると懸念していることが分かった。
調査詳細はこちら:
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/ (坂土直隆)