
オーエムネットワーク株式会社は、社内業務改革基盤となる社内システム「XDB(Extreme Dimensional Brain)」を自社開発し、請求・売上管理などバックオフィス領域の省人化と法対応、AIガバナンスを一体で推進している。
この取り組みにより、請求処理回数を月4回から2回へ削減(50%削減)、確認工数を最大80%削減、freee連携による入力ミスの大幅低下を実現した。
省人化・法対応・ガバナンスを一体化
国内では、人手不足倒産が高水準で推移し、企業の生産性向上は待ったなしの課題となっている。
また、インボイス制度(2023年10月施行)や電子取引データ保存の義務化、JP PINT(Peppolベースの電子インボイス標準)の更新、そしてAI事業者ガイドラインによるガバナンス対応が、同時に企業を圧迫している。
同社は、この“三重苦”を現場目線で解決するため、ベテラン社員と新人社員による二人三脚で内製プラットフォーム「XDB」を開発した。省人化・法対応・ガバナンスを一体化し、地方発の現場実装DXを実現している。
XDBは、部門を超えて散在するデータ・ルール・ワークフロー・外部連携を統合する内製プラットフォーム。1.人手不足の構造化、2.法対応の複雑化、3.インボイス対応、4.AIガバナンスの本格化に対応でき、請求業務の自動判定やチェックリスト自動生成など、現場業務を支える中枢神経として機能する。
(坂土直隆)