
株式会社帝国データバンクは、保有する企業データベースのうち、2025年1月-26年1月までに決算を迎えた企業財務データを対象に、ガソリン・軽油など「燃料費」の高騰に対する企業業績への影響度について試算・分析を行った。各平均値は、上下各5%、計10%のトリム平均値を使用した。
営業損益が黒字から赤字へと転落する企業は約1,000社発生
それによると、燃料費が25年比で年間平均10%上昇した場合、企業では1社あたり平均で年間16.1万円の負担増が新たに発生し、営業利益のうち1.59%分相当が減少することがわかった。
営業損益が黒字から赤字へと転落する企業は対象9万社のうち、約1,000社(1.09%)発生する試算となった。
また、業種別にみると、最も影響を受けるのは「運輸業」で、燃料費が25年比で1割上昇した場合に、年間支出は平均470.4万円増加し、営業利益が平均27.88%減少、10.29%の運輸業者が新たに赤字へ転落する試算となった。
帝国データバンクでは、今後、2025年比で30%増(レギュラー1Lあたり230円まで上昇)となった場合、燃料費負担は1社あたり平均で年間48.4万円増加し、営業利益が平均4.77%減少、赤字へと転落する企業は約2,700社・2.93%の規模まで膨らむ可能性があると分析している。
(坂土直隆)