
法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社は、「倒産事例から見る中国企業の定量・定性分析レポート(杉杉グループを例に)」を発表した。
取引先の信用リスクを早期に察知するための実務的な視点を提示。
今回のレポートでは、中国企業の倒産(法的整理)に至るまでに表れやすい「危ない兆候」を、定量(財務指標)と定性(ヒト/モノ/カネ)の両面から整理し、取引先の信用リスクを早期に察知するための実務的な視点を提示する。
【調査結果サマリー】
●定量面(財務指標)の兆候
自己資本比率の急低下(22.0%まで下落)や借入依存度の上昇(65.2%)、流動比率の半減(137.7%→60.7%)など、財務指標が安全性・流動性の両面で悪化し、利益面でも赤字転落により返済余力が失われたことが、倒産に至る「数値の警戒信号」として確認された。
●定性面(ヒト/モノ/カネ)の兆候
創業者急逝後の経営権争いによるガバナンス不安定化(ヒト)、主力事業の市況悪化と資産の担保差入れによる資金調達余地の縮小(モノ)、支払遅延の連鎖から金融機関の信用を失い法的整理へ進んだ経緯(カネ)が確認された。これらの変化に対し、事業の立て直しや方針転換ができず、悪化の連鎖を断ち切れなかったことが要因と考えられる。
●まとめ
今回の例では、企業の破綻が突然起こるものではなく、数字と現場の変化が、静かに、しかし確実に警鐘を鳴らしていることが読み取れる。企業と取引を行う際には、定量データの変化に加え、定性面に潜むリスクにも目を向け、早期にリスクを察知することが重要であると示された。
▼本編はダイジェスト版。本調査詳細は、「リスモン調べ」掲載サイトからも閲覧できる。
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/