
株式会社帝国データバンクは、全国2万3,859社を対象に、「雇用過不足」に関するアンケート調査を実施した。なお、雇用の過不足状況に関する動向調査は、2006年5月より毎月実施し、今回は2026年1月の結果をもとに取りまとめた。
正社員不足の企業は52.3%、1月としては4年連続の半数超
2026年1月時点において、正社員の不足を感じている企業は52.3%で、1月としては4年連続で50%を超えた。前年同月(2025年1月、53.4%)から1.1 pt低下したものの、引き続き高水準で推移している。
一方、非正社員の不足を感じている企業は28.8%だった。こちらも前年同月から1.8 pt低下し、1月としては2年ぶりに3割を下回った。
正社員の不足を感じている企業の割合を業種別にみると、「建設」が69.6%(前年同月比-0.8 pt)で最も高かった。建設業を中心に、人手不足により案件を受注できないとの声が多く、現役世代の高齢化や引退により、正社員の人手不足割合は今後も高水準で推移するとみられる。
非正社員の不足を感じている企業の割合を業種別にみると、「人材派遣・紹介」が60.0%(前年同月比 -5.3pt)で最も高かった。2025年7月以来のトップとなり、企業からは「人手不足により、採用コストが上がっている」(労働者派遣、群馬県)といった声が聞かれた。
ただし、非正社員の不足感は改善傾向にある。これまで非正社員において人手不足が顕著だった「飲食店」(58.6%)は6割、「旅館・ホテル」(44.0)は5割を下回り、3年連続で改善した。背景には、DXやスポットワークの普及による生産性向上があるとみられる。
調査期間:2026年1月19日~1月31日(インターネット調査)
調査対象:全国2万3,859社、有効回答企業数は1万620社(回答
率44.5%)