
株式会社帝国データバンクは、「飲食料品小売」経営事業者の倒産動向について、調査・分析を行った。
業態別では、「料理品小売」が104件で最多
それによると、2025年度の飲食料品小売の倒産(負債1,000万円以上、法的整理)は358件となり、前年度(321件)から37件、11.5%増加した。
過去最多を記録した2013年度(375件)に次ぐ、過去2番目の件数となり、4年連続の増加となった。負債総額は、約412億9,400万円と前年度(約281億1,700万円)を46.9%上回った。
負債額最大は、輸入食品、挽き売り自家焙煎コーヒー豆等の販売を手掛けていたジュピターコーヒー(株)(東京、2026年1月、民事再生法)の約59億300万円。
業態別内訳をみると、弁当製造や総菜テイクアウトなどを主体とする「料理品小売」が104件で最も多く、前年度(94件)から10件・10.6%増加し、通年で初めて100件を超え、過去最多となった。
また、和菓子、洋菓子などの製造・販売が中心となる「菓子小売業(製造小売)」も65件と、前年度(51件)から14件・27.5%増加し、2年連続で過去最多を更新した。
規模別にみると、負債5,000万円未満の小規模倒産が225件発生し、全体の62.8%を占めた。
(坂土直隆)