2026年2月、東京藝術大学奏楽堂で発生した舞台上部天井音響反射板の落下事故により、同施設は2027年3月まで使用停止となりました。この影響を受け、1970年創立の東京藝術大学バッハカンタータクラブは、毎年の活動の集大成である定期演奏会を従来の学内開催から学外ホール開催へと切り替えることを決定しました。学生主体で半世紀以上続いてきたバッハの教会カンタータ演奏の伝統を途切れさせないため、同クラブはCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施しています。
東京藝術大学バッハカンタータクラブ(活動拠点:東京都、部長:平野義愛)は、2026年5月22日より、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて、「藝大最古の伝統を次世代へつなぐ バッハカンタータクラブ支援プロジェクト 2027」を開始いたしました。
本プロジェクトは、奏楽堂の閉鎖という予期せぬ困難の中でも、J. S. バッハの教会カンタータを中心とする学びと演奏の伝統を絶やさず、次世代へ継承していくための支援募集です。目標金額は800,000円。支援金は、外部ホール使用料、付帯設備費、楽器借用・運搬・調律費、ステージスタッフ等の人件費、リターン原資、クラウドファンディング手数料などに充当されます。
▼クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/937710/view
東京藝術大学奏楽堂の使用停止により、学生主体の定期演奏会に転機
東京藝術大学バッハカンタータクラブは、1970年に結成された学生団体です。J. S. バッハの教会カンタータを中心に演奏することを目的とし、現在は声楽科・器楽科に限らず、楽理科、作曲科、美術学部など多様な専攻の学生約70名が在籍しています。演奏だけでなく、練習運営、外部交渉、資金調達、広報、当日の運営まで、活動の多くを学生自身が担っています。
同クラブは、長年にわたり東京藝術大学奏楽堂を定期演奏会の主要な会場としてきました。しかし、2026年2月26日、同奏楽堂の舞台上部天井音響反射板が落下する事故が発生し、大学は施設全体の安全確保のため、2027年3月までの使用停止を発表しました。これにより、2027年定期演奏会は従来通りの学内開催が困難となり、学外ホールでの開催を目指すこととなりました。
半世紀以上続く「学びの場」の継続
本プロジェクトが目指すのは、一回の演奏会を成立させることだけではありません。
バッハの教会カンタータは、音楽作品であると同時に、ヨーロッパの宗教文化、言葉、思想、共同体の記憶を内包する作品群です。東京藝術大学バッハカンタータクラブでは、学生たちがこれらの作品に演奏を通して向き合い、異なる歴史や信仰、精神文化を学ぶ実践の場として活動を続けてきました。
声楽、器楽、古楽、楽理など、多くの視野が交差するこの活動は、通常の授業や個人レッスンだけでは得難い、実践的かつ総合的な学びの機会でもあります。定期演奏会は、その一年間の活動を社会へ開く場であり、同時に次の世代の部員へ経験を手渡していく継承の場でもあります。
奏楽堂という慣れ親しんだ場を失った今、私達は演奏会の中止ではなく、外部ホールでの開催という選択を取りました。その挑戦を支えるため、クラウドファンディングによる支援を呼びかけています。
2027年定期演奏会について
2027年定期演奏会は、2027年2月16日火曜日の夜公演として、日本製鉄紀尾井ホールでの開催を予定しています。曲目は、J. S. Bachの宗教声楽作品より数曲を選出予定です。
開催概要
公演名:東京藝術大学バッハカンタータクラブ 2027年定期演奏会
日時:2027年2月16日 火曜日 夜公演
会場:日本製鉄紀尾井ホール 東京都千代田区
曲目:J. S. Bachの宗教声楽作品より数曲を選出 他
主催:東京藝術大学バッハカンタータクラブ
■クラウドファンディング参加方法
クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」内のプロジェクトページよりお申し込みください。
プロジェクトページ:
https://camp-fire.jp/projects/937710/view
支援金額に応じて、お礼メッセージ、プログラムへの芳名記載、定期演奏会招待券、オリジナルTシャツ、アーカイブ映像、リハーサル見学、出張演奏などのリターンが用意されています。
■クラウドファンディング達成後の流れ
2026年3月下旬:会場予約
2026年4月~6月:会場予約金支払い
2026年6月:クラウドファンディング終了
2026年11月:会場費全額支払い
2026年12月初旬:チケットページ公開・販売開始予定
2026年12月~2027年1月:招待券・オリジナルTシャツ送付予定
2027年2月16日:定期演奏会本番
2027年6月:アーカイブ映像公開予定
■団体概要
団体名 : 東京藝術大学バッハカンタータクラブ
代表者 : 部長 平野義愛
所在地 : 東京都
設立 : 1970年
活動内容 : J. S. バッハの教会カンタータ作品を中心とした演奏活動、定期演奏会、教会での特別讃美演奏、依頼公演等
URL :
https://bachcankouhou.wixsite.com/-site
X :
https://x.com/bachkantataclub
Instagram :
https://www.instagram.com/bachkantataclub
東京藝術大学バッハカンタータクラブは、バッハのカンタータ作品を演奏する事を目的に集まった東京藝術大学の学生によって、1970(昭和45)年に結成され、当時すでに音楽界で不動の地位を固めつつあった小林道夫氏を指揮者に、楽理科の教官であった音楽学者の故・服部幸三氏を顧問に迎えて活動を開始した。その後、顧問は角倉一朗氏、土田英三郎氏を経て、2020年より大角欣矢氏があたっている。小林道夫氏は2005年3月をもって指導者を退いたが、名誉指揮者としてクラブに大きな影響をあたえ続けており、OB会が主催する年2回のアカデミーでは現役部員も氏の薫陶を受けている。現在は、演奏と運営のほぼすべてを学生主体で行い、声楽科・器楽科に限らず、楽理科、作曲科、美術学部の学生など約70名の部員が在籍する。栃木の日光真光教会や東京の下谷教会での演奏、東京藝術大学奏楽堂での定期演奏会など年間約5回の演奏会に加え、近年ではドイツ連邦共和国大使館での奏楽をはじめとする依頼演奏を務め、好評を博している。クラブの卒業生には、日本のみならず世界の音楽界で活躍し、古楽演奏の指導的立場にいる者も多い。
■本件に関するお問い合わせ先
団体名:東京藝術大学バッハカンタータクラブ
問い合わせ方法:CAMPFIREプロジェクトページ内「メッセージを送る」よりお問い合わせください。
提供元:
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