出版業界の経営環境は、深刻さを増している
全国出版協会・出版科学研究所によると、2023年の紙と電子を合わせた出版物推定販売金額は1兆5,963億円(前年比2.1%減)で、2年連続の前年割れとなった。なお、2024年上半期も7,902億円(前年同期比1.5%減)にとどまった。
出版業界の売り上げは、1996年まで拡大基調で推移していたが、1997年の消費税率引き上げ(3%→5%)により初の前年割れを記録し、その後はインターネットの普及や活字離れ、少子高齢化などにより縮小が続いており、出版業界の経営環境は深刻さを増している。

コロナ禍での巣ごもり需要により、電子書籍などのデジタルコンテンツ需要が拡大したものの、書店での販売部数の減少を補うまでには至らなかった。
(坂土直隆)