
株式会社帝国データバンクは、「製茶業」の倒産・休廃業解散動向について、調査・分析を行った。
年間で14の製茶業者が、市場から退場
それによると、「抹茶スイーツ」や「抹茶ラテ」など、空前の「抹茶ブーム」が、中小製茶業者の経営を揺さぶっている。
2025年に発生した「製茶業」の休廃業・解散は累計13件判明し、前年(8件)を大きく上回り、過去最多を更新した。倒産(1件)を含めると、年間で14の製茶業者が市場から退場した。
抹茶ブームで日本茶に注目が集まる一方、煎茶原料の「価格高騰」と抹茶以外の「需要低迷」から経営が不安定化し、事業継続を諦める製茶現場が増えつつある。
また、2024年度における製茶業約300社の損益動向をみると、1月時点で前年度から「増益」となった企業は42.7%と、4割を超えた。
他方で、「減益」(25.4%)や「赤字」(29.4%)を合わせた「業績悪化」の割合は半数超を占めており、製茶業者で収益力の二極化が鮮明となった。
集計期間:2000年1月1日~2025年12月31日まで
集計対象:倒産は負債1,000万円以上、法的整理によるもの
(坂土直隆)